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Shopify POSとは?オンラインストアと実店舗の売上や在庫を一括管理!

オンラインストアと実店舗の両方を運営するケースでは、商品の在庫や売上を同時に管理したいという方も多いでしょう。

Shopifyの販売時点情報管理システム「Shopify POS」は、オンラインストアと実店舗の販売情報を一括で管理することが可能となります。

この記事ではShopify POSShopifyで運用するストアに導入を検討している方のためにShopify POSのメリットや日本で導入する際の注意点についてまとめています。

Shopify POSとは?

実店舗を運営している方なら「POSレジ」や「POSシステム」というワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?そもそもPOSとは、商品がいつ、いくらで、いくつ売れたといった販売情報を管理するシステムのことです。

Shopify POSは、オンラインストアと実店舗の販売情報や顧客情報、在庫情報などを連携してまとめて一括管理することができるShopify独自のPOSシステムです。Shopify POSでオンラインストアと連携された実店舗で商品の清算が行われると、その商品分の在庫がオンラインストアから自動的に引かれ、売上金額も加算されます。

オンラインストアと実店舗の両方を運営する場合ではもちろん、期間限定のポップアップストアなどの一時的な実店舗販売でも余計なコストをかけずシームレスに商品や在庫の管理を行うことが可能となるシステムです。

Shopify POSを利用する4つのメリット 

【メリット1】オンラインストアと実店舗の情報を一括管理できる

Shopifyではオンラインストアの販売や在庫、顧客に関するデータは自動的に集計されます。そこにShopify POSを利用することでオンラインストアと実店舗の全ストアの注文情報や在庫データ、会員情報などをShopifyに一元化することが可能となります。

オンラインとオフラインに関係なくアプリのダウンロードされたモバイル端末さえあれば売上や在庫を連携して管理できるため場所を選ばない販売展開が可能となります。たとえばポップアップストアなどの期間限定店舗の場合でも売上や在庫管理を行うことが可能です。

全てのストアの情報を1箇所でまとめての集計が可能となるため、業務が効率化されることに加えて集計されたデータはShopifyの管理画面上で分析でき、戦略や施策を立てやすいというメリットもあります。

【メリット2】在庫がリアルタイムで同期される

従来までのオンラインストアと複数の実店舗を運営するケースでは、販売情報や在庫情報は店舗ごとに個別に確認や集計を人為的に行う必要がありました。

これでは在庫数がズレるタイミングが必ず生じてしまうことになります。たとえば実店舗で大量に注文が入った後でオンラインストアでも同じように大量の注文が入った時に在庫がないのに売れてしまう恐れがあります。そうなると購入後のお客様にキャンセル依頼をしなくてはいけなくなり、ストアの評価を落とすことになりかねません。

Shopify POSを使うことで実店舗の注文情報はリアルタイムにShopifyと同期されます。そのため、在庫の消し込みや販売履歴などが自動で更新されるので在庫がズレてしまう心配もありません。

【メリット3】会員情報がオンラインストアと実店舗で共有できる 

オンラインストアと実店舗の会員情報はShopify POSによってメールアドレスで紐づけられるため、どちらのチャネルで商品を購入しても一人のお客様として認識されます。

また顧客情報がメールアドレスで紐づけられると、たとえば実店舗で商品の在庫がなかったケースでの後日配送の対応がスムーズになります。Shopify POSのカートへ商品を入れた状態で注文確定ページのURLをお客様にメールで送るだけで、あとはお客様自身に商品を購入と決済を行なってもらうだけです。

このシステムは、在庫を置くキャパシティに限界のあるポップアップストアへの出店や在庫を置かないショールームなどで特に役立ちます。その場で商品をお渡しできない場合でも後日配送で対応できるため機会損失にならない大きなメリットとなります。

【メリット4】導入時の負担が少ない

一般的なPOS機能のついたレジを導入するとなると高額な費用が発生してきますが、Shopify POSの標準機能はShopifyの月額料金に含まれているため、すでにShopifyで運用するストアがあればどのプランでの契約であっても無料で使用することができます。

Shopify POSアプリはiOSAndroidのデバイスに対応しているため、新たに端末を準備する必要もありません。自身が使用するiPhoneAndroidのスマホ、店舗で利用するiPadなどのタブレットにアプリをインストールだけですぐに利用できる手軽さがあります。実店舗を複数展開しているのであれば、POSレジを購入する場合に比べて大幅なコストダウンを見込めます。

Shopify POSを導入する際の注意点

一般的なPOSシステムではキャッシュレス決済に対応するためのカードリーダーなどの専用の端末で直接連携します。しかし、Shopify POSはあくまでも売上や在庫などのデータを連携するためのものでアプリ自体には決済機能はありません。

海外のShopifyではデフォルトの専用端末も存在しますが、Shopify POSを日本で利用する場合はまだ使用することができないため、クレジットカード決済、QRコード決済、IC決済に対応させたい場合は別途で外部のモバイル端末決済のサービスと併用する必要があります。

Shopify POSの料金

先述した通りShopify POSはShopifyの全てのプランで追加料金なしで利用することができます。なお、Shopifyの標準プランには、ベーシック($29/)、スタンダード($79/)、プレミアム($299/)の3つがあります。

またカート機能のみを利用することができるShopify Lite($9/)という簡易プランでもShopify POSを利用することができます。Shopifyで構築されたストアを持たない場合は、このプランで既存のオンラインストアにShopifyの購入ボタンを埋め込みShopifyと連携させることでShopify POSとの連携を行うことが可能です。

Shopify POSには、より高度な機能が利用できるShopify POS Proというプランもあります。お客様の購入動向に基づいてのおすすめ商品の提示やオンラインストアで購入した商品を店頭で受け取るサービス、スタッフごとの売上を計上して管理、商品需要の予測や在庫数が少ない時の警告などを行なってくれます。

Shopify POS Proを利用するには1店舗あたり$89/月の利用料金が発生しますが、Shopify のエンタープライズプランのShopify Plus($2,000/)に加入しているストアであれば無料で利用することができます。

Shopify POSの導入をご検討の方は「WebLife Japan」にご相談ください!

Shopify POSのシステムでは、オンラインだけでなく実店舗の情報も含めて一元化することができるため、これまで販売チャネルごとに売上や在庫を管理するシステムを構築していた方はShopify POSを利用することで簡単に、そして効率的に複数店舗の運営が可能になります。

また、現在は実店舗のみでこれからECサイト運営を考えているという方はPOSシステムの導入は必須です。ShopifyであればPOSシステムは全てのプランの標準機能に含まれるためランニングコストの面でも大きく費用が抑えられます。

gaien mediaを運営する「WebLife Japan」は、Shopify expert partnerとしてShopifyの導入やストア構築、運営に関する支援を行なっております。ShopifyでのECストア制作や運用についてご質問のある方はお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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書いた人

BUNTA SATO

好きな花言葉はパセリの「お祭り気分」ライターのBUNTAと申します。行動心理を得意ジャンルとする平成生まれの自称元ニューヨーカーです。ちなみに嫌いな食べ物はパセリです。