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離島への配送など特別な配送料の設定ができるShopifyアプリ「Parcelify」

 

Shopifyでは配送プロファイルを追加で設定することで商品や金額ごと、都道府県単位など一般的な配送設定はデフォルトで対応することが可能です。しかし、たとえば温度管理が必要な商品への配送料の加算や離島など都道府県より細かいエリア別ごとの配送料金の設定など、より詳細な配送料の設定には対応していません。 

そこで活躍するのがShopifyアプリ「Parcelify」です。デフォルトで設定できない配送料への対応は全てこのアプリでカバーすることができ、商品ごとや配送条件に合わせた配送料の細かい設定を可能とする配送料金オプション設定アプリなのです。

離島への配送など特別な配送料の設定ができるShopifyアプリ「Parcelify

日本のECサイトでは離島への通常の配送料と異なる地域への配送や、食品など配送時の商品管理の状況によって送料が異なる場合などのような当別な配送料への対応機能は当たり前です。しかし、Shopifyではそれらのような複雑な配送料の設定は実装されていません。ただし海外のShopifyなら提携している運送業者を利用することで自動で送料を算出する機能が実装されています。なので今後日本でも実装される可能性はありますが現在、日本ではまだ未実装の機能です。

この日本未実装である特定の地域や商品の送料をカバーするために活用したいアプリがShopifyストアで特別な配送料の設定を可能とするShopify の配送料金オプション設定アプリ「Parcelify」です。

Parcelify」は離島への個別の配送料の対応は郵便番号に基づいて設定が可能となることや、冷蔵や冷凍など特定の商品への配送料の加算、条件付きの注文への送料設定(たとえば特定を含む場合やセット商品に関する送料など)や店舗受け取りの場合に送料を無料にする場合など複雑な送料の設定をストアに実装することが可能となっています。

Parcelifyで設定できる主な配送料の条件

Parcelifyでは主に以下のような項目を組み合わせて配送料を設定することが可能です。

  • 国、都道府県、都市、郵便番号などの配送地域ごとの細かな配送料の設定
  • 重量や注文料金を条件とする配送料金の追加/削減のレート設定
  • 従量や料金の下限を設定
  • 「〇〇を含む」「〇〇を含まない」「〇〇と等しい」「〇〇で始まる」「0で終わる」など細かい条件の作成
  • 個別の商品ごとに追加料金の設定
  • 特定の商品、または商品の組み合わせが注文に含まれていることを条件とする配送料の設定

 

一例として、Parcelifyではたとえば以下のような送料の設定を行うことができます。

・〇〇円以上の注文で送料を無料

・配送方法が特別な地域への配送料(たとえば沖縄県の離島など)

・冷凍、冷蔵など配送方法が特殊な商品の配送料

・重量に従って配送料の加算が必要

・仕入先ごとに異なる送料の設定

これらの様々な条件から配送料を設定はあらかじめ設定した価格設定のルールとレートが適応される条件のフィルターを組み合わせることよりユーザーの商品注文時に適応されます。

Parcelifyの料金プラン

Parcelifyの料金は$12.99/月のベーシックプランのみで全ての機能を利用することができ、設定できる料金や配送地域、商品タイプの制限もありません。また、今なら14日間の無料トライアル付きでParcelifyの全ての機能を試用することも可能です。

導入前の注意

Parcelifyを使うにはShopifyのReal-Time Carrier Rateを有効にしておく必要があります。こちらはShopifyのデフォルトの機能ではないので注意が必要です。

Real-Time Carrier Rate Featureの有効方法は3通りあります。

  • 1-Shopify Planに毎月20ドル追加で可能
  • 2-Shopifyを月間払いから年間払いにすると可能
  • 3-Plus、Advancedはデフォルトで使用可能

3の場合はデフォルトで備わっていますが、1または2の場合はShopifyサポートに連絡を入れると直ぐに有効化ができます。

ストアで一律の送料では対応できないときはParcelifyで送料をカスタマイズ

Shopifyでは当別な条件下での送料の設定が必要でない限りはデフォルトの配送プロファイルでの対応でも十分でしょう。しかし、国内外様々な地域への配送や食品を取り扱っている場合など、一律の送料ではなく配送料に条件設定の対応が必要なストアではアプリを使ったより細かいカスタマイズされた送料の設定がおすすめです。

この機会にぜひParcelifyで詳細な送料の設定をストアに導入してみてはいかががでしょうか?

 

 

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書いた人

BUNTA SATO

好きな花言葉はパセリの「お祭り気分」ライターのBUNTAと申します。行動心理を得意ジャンルとする平成生まれの自称元ニューヨーカーです。ちなみに嫌いな食べ物はパセリです。