Shopifyの店頭受け取りサービスにおすすめのStore Pickup+Deliveryの紹介
購入した商品を自宅や家族、友人の家へ届けられるのはオンラインストアのメリットの1つですが、オンラインストアで買った商品を店舗で受け取る”ストアピックアップ”が最近話題になっているのをご存知ですか?
平日の昼間に自宅にいない消費者にとっては、受け取りのタイミングと場所を選べるストアピックアップはむしろ都合がよいものです。
この記事では、Shopifyで構築したストアでも、店頭受け取りサービスを導入できるアプリ"Store Pickup + Delivery"の紹介をしていきます。
Store Pickup + Deliveryの特徴
Store Pickup + DeliveryはShopifyで構築したストアに、Shopify標準の「商品を自宅へ配送」する設定から、実店舗や指定した受け取り場所、またはエリア限定配送のオプションを導入できるアプリです。
こちらのアプリで可能な機能や特徴をまとめていきましょう。
Curbside Pickups(カーブサイドピックアップ)|店頭受取サービス
カーブサイドピックアップとはストアピックアップと類似した受け取りサービスのことです。オンラインストアで注文した商品を店頭や指定の場所で受け取るオプションを導入できます。
※カーブサイドピックアップはあまり馴染みのないワードなので、この記事では店頭受け取りという定義でご紹介していきます。
店舗情報を登録し、チェックアウト画面で受け取り店舗の候補をGoogle Mapとともに表示させることが可能です。
購入者にとっては、自宅に宅配ボックスがなく配送日時と自身の予定を合わせるのが難しい場合、今すぐ受け取りたい場合、送料をカットしたい場合には嬉しいサービスです。仕事の合間や仕事帰りにピックアップする方も多いでしょう。
ストア(マーチャント)にとっては梱包や発送の費用を抑えるメリットがあります。また店舗に来てもらう動機にもなり、合わせ買いなどのアップセルが期待できます。
Shopify POSとの連携もあり、店舗で支払いというオプションもあります。
Local Delivery(ローカルデリバリー)|限定エリア配送
地域密着型のショップ運営をしていると「直接届けることができれば費用や手間を抑えることができるのに…」というケースが出てきます。そんな時に有効な宅配サービスのオプションを導入できます。
この機能はストア運営者が宅配する地域の最大半径などの指定ができます。ストアによる宅配だけでなく、配送業者に委託する際にも、特定エリア限定の配送設定として使えます。
カクヤスなどのリカーショップで行っている宅配サービスを導入したいストアや、バイクデリバリーを行う飲食店などに使えそうな機能です。
※購入者が郵便番号を打ち込むと配送可能エリアか確認できますが、日本国内の郵便番号も有効か確認が必要です。
Shipping Calender (シッピングカレンダー)|出荷スケジュールの管理
購入者の手元に直接商品をお渡しするのには出荷や入荷スケジュールの管理が大切です。
Store Pickup + Deliveryはショップの休業日や事前出荷通知、今後の注文制限などのスケジュールも柔軟に管理することができます。Shopify標準では日時指定の機能はありませんが、こちらのアプリに搭載されているので安心です。
Store Pickup + Deliveryだから受けられる充実したサポート
Store Pickup + DeliveryはイギリスのZapietが開発したサービスです。受け渡しが可能な店舗数に関係なくオンライストアの規模に合わせたカスタマイズをすることが可能です。
Store Pickup + Deliveryは世界130カ国、5,000ストア以上に導入実績があり、各国のストア、エージェントのサポートを行っています。Shopify App storeのレビューも4.6を獲得しています。(2020年4月現在)
商品の受け取り場所や時間の自由度が高い
Store Pickup + DeliveryをあなたのShopifyストアへ導入することでユーザーが商品をオンラインで注文、そして支払を済ませ、後日注文した商品を店頭で受け取ることができるようになります。
さらに、店舗の休業日や受け取り可能な時間、受け取りまでの日数や利用可能店舗や場所の設定を自由に追加することも可能です。
この顧客のニーズに合わせたピックアップスタイルの自由度は随時アップデートをしていく予定です。今後の新たな機能の追加アップデートや充実したサポートがあなたのショップに大きく貢献する新機能の登場にもご期待ください。
Store Pickup + Deliveryがあなたのストアにもたらす3つのメリット
購入者にとっては受け取り場所や受け取り日時を自由に選べるというメリットがありますが、ストア側にもたらすメリットはなんでしょうか?
【メリット1】送料のコストを削減できる
オンラインストアを運営するにあたり最もコストが掛かるのが送料。送料がかからないのは購入者にとっても嬉しい点ではありますがそれ以上に配送のコストを負担するストアにとっては大きなメリットでしょう。
【メリット2】購入の機会損失の防止
オンラインショッピングでユーザーが最も頭を抱えるのが商品の詳細がわからないという点でしょう。せっかく興味を持ってくれた商品を購入まで導けないのはストア側にとってデメリットです。でも、ストアピックアップならば商品を実際に目にすることができるので購入の機会損失を防止できるというメリットがあります。さらに、ネットでの返品、返金には面倒な手続きが必要ですが、店舗での受取りならばその対応に追われる心配も最小限に抑えられるという双方にとってのメリットもあります。
【メリット3】さらなる販売促進に繋がる
ストアピックアップの最大のメリットは購入者が店舗での受け取りをすることでさらなる販売促進に繋がるということです。商品の受け取りの際に他の商品を手に取ってもらったり、新着商品の紹介などの接客も行えるため販売促進だけでなく、購入者の満足度向上にも期待ができます。
Store Pickup + Deliveryのサービスの特徴
- 受け取り場所や限定エリア配送の選択、商品の発注、発送の日付をShopifyPOSで管理できる
- 各店舗の受け取り可能時間と在庫状況を確認できる
- 購入者は都合の良い日時を簡単に選択できる
- 受け取り、または配送の条件を注文の個数や重さなどから設定ができる
- 購入者の郵便番号から最寄りの受け取り場所を検索できる
- 購入者のロケーションに応じて注文内容を自動的にタグ付けられる
- 配送可能の最短日時を設定できる(午後2時までに注文が完了すれば翌日配送など)
- CVSで店舗のインポートとエクスポートを一括で行える
- 商品ごとに店頭受け取りのみや限定エリア配送のみ、または通常配送のみの設定ができる
- 注文から発送、受け取りまでの最短時間を設定できる(物理的に不可能な日時指定防止のため)
- 国ごとの配送、また商品ごとに出荷リードタイムを設定できる
- 1時間から10分間隔での細かい時間帯設定が可能
- 配送を行わない店舗受け取り限定の設定が可能
- 多言語対応
- 数百のアプリへの連携をZapier(開発元)がサポート
現地デリバリーサービスの追加機能
- 購入者が住んでいるエリアの配送が利用可能かストアページで確認できる
- 郵便番号から配送距離や最大配送範囲、適正を検証できる
- 配送のみの店舗や複数の配送拠点のサポート
- 配送時間の時間帯指定(14時〜17時の間など)のカスタマイズが可能
- どのエリアにおいても配送日時の指定が自由に行える
Store Pickup + Delivery の料金プラン
Store Pickup + Deliveryでは14日間の無料トライアルを実施しています。
料金プランはESSENTIAL・ADVANCE・PROの3段階で基本的な搭載機能は全てのプランで利用可能です。最も大きな違いは受け取りロケーションの設定可能件数です。ESSENTIALは1〜3か所、ADVANCEは1〜20か所、そしてPROは1〜200か所の登録が可能です。PROではESSENTIAL・ADVANCEの利用可能な機能に加え、カスタマーサポートや新機能の優先的なサポート、在庫のリアルタイム表示やロケーションのインポート(CSVファイル)なの様々な高度な機能が追加で利用することが可能です。
店頭に“わざわざ"取りに行くのには理由がある
オンラインショッピングを利用する人の多くは商品を早く受け取りたいと思っています。
私もネットで買った商品を受け取るために宅配が届くのを待つ時間のせいで時間を無駄にしてしまったという経験は数知れず…。
しかし、自分の好きなタイミングと場所で商品を受け取れるこのサービスは今後多くの私のような苦い経験をしてきた人たちの間で新しい買い物のスタイルとして広まっていくのではないでしょうか?
ネットで買った商品をわざわざ店頭に取りにいくその“わざわざ”には現代人だからこその理由があるのですね。
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BUNTA SATO好きな花言葉はパセリの「お祭り気分」ライターのBUNTAと申します。行動心理を得意ジャンルとする平成生まれの自称元ニューヨーカーです。ちなみに嫌いな食べ物はパセリです。 |
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