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Shopifyストアで手動での為替レートの設定方法とメリットと注意点

海外への販路を見いだし、越境ECとしてストアを展開するのであれば海外ユーザーの信頼を得ることはとても重要です。

しかし、越境におけるビジネスでは為替レートによる日によっての商品の価格変動に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?

越境ECShopifyならば、手動で為替レートの設定を行えるため、日々の価格変動を気にすることなく海外に向けたビジネスを展開することができます。

通貨ごとに手動で為替レートを設定して固定価格にするメリットと注意点

まず、越境ECを展開するにあたって商品の価格を固定化するメリットと注意点をご紹介します。

注意点を事前に把握しておくことで、運用するストアが手動で為替レートの設定を行って固定価格を提供するべきか否かの検討材料となります。

手動で為替レートを設定するメリット

通貨ごとに手動で為替レートを設定して全ての商品の価格を固定化するには以下のようなメリットがあります。

・商品価格の変動がないため海外ユーザーが安心して買い物ができる

たとえば、昨日見た商品の値段が今日になって値上がりしていたらあなたはどう思いますか?自動為替レート変換により価格が毎日変動することはユーザーにとって大きなストレスとなります。なにより、購入の機会損失を招いたりUXを著しく低下させることにもなりかねません。

通貨ごとにレートを固定化し、毎日同じ価格で商品を販売することができれば、商品の購入を検討しているユーザーにも安心を提供することができます。 

手動で為替レートを設定する注意点

ただやみくもにレートを設定して商品の価格を固定化するととは、運営側にとって望まぬ結果となってしまう可能性もあるので十分な注意が必要です。ビジネスの利益管理観点や取り扱う商品によって戦略的に行う必要があります。

たとえば、手動で為替レートを設定する場合には以下のような注意点があります。

・レートの差異に応じて利益率が下がるリスクがある

・一部の商品だけを除外して為替レートを設定することができない

為替市場の状況によっては価格を固定化することで差異に応じて利益が上がったり下がったりする可能性があります。利益を効果的に管理するためには為替の変動には十分に注意を払う必要があります。

また手動換算レートは全ての商品に適応されるため、一部の商品に対してだけ適用することができません。たとえば、一部の商品だけ現地の為替に応じた小売希望価格を望む場合などに適用することができません。 

手動で為替レートを設定する方法

手動で為替レートを設定するには、Shopifyペイメントの設定で複数の通貨で販売する設定にて通貨を追加する必要があります。

管理画面の[設定>決済]で決済ページでShopifyペイメントの項目の[管理する]をクリックします。

複数の通貨で販売するの項目の[通貨を追加する]を選択します。

続いてストアに追加する通貨を選んで[通貨を追加する]をクリックします。ここでは「アメリカドル」を選択しています。

次に追加した通貨の横の[編集]をクリックし、以下のページで通貨のレートを希望のレートへ手動で変更します。 

これで為替レートの切り替えが完了です。海外のユーザーにはストアの商品があなたの設定した為替レートで計算された価格で表示されます。

なお、手動で為替レートを設定する機能はスタンダート以降のプランである必要があります。ベーシックプランではご利用になれませんのでご注意ください。

Shopifyなら130カ国以上の通貨に対応

 あなたがもし海外の商品の購入を検討している場合に、価格がその国の通貨で表示されていると「これは妥当な金額で日本円ではいくらなのか?」と不安になりますよね。それが自国の通貨であっても、昨日と違う金額が表示されていればなお不安になることでしょう。

Shopifyでは130カ国の以上の通貨に対応しているため、その地域に合わせた通貨で商品の購入を検討してもらうことができます。越境ECでShopifyを利用するのであれば、これらの機能を活用しない手はありません。

あなたも是非この機会にストアの為替レートの設定を行い、海外向けの価格の固定化をしてみてはいかがでしょうか?

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書いた人

BUNTA SATO

好きな花言葉はパセリの「お祭り気分」ライターのBUNTAと申します。行動心理を得意ジャンルとする平成生まれの自称元ニューヨーカーです。ちなみに嫌いな食べ物はパセリです。