Shopifyストアのメルマガ会員がストア会員登録をする2つのパターン
Shopifyでは、ユーザーはShopifyメールの機能を使ってメルマガ会員に登録するか、もしくはアカウントを作成してストア会員登録をするという2つのパターンがあります。
個人情報を入力する必要のある会員登録に比べメルマガはメールアドレスだけで登録が完了するためユーザーにとっても興味のあるストアの新商品やセールの情報を気軽に受け取ることができます。そのため多くのユーザーは興味のあるストアでとりあえずメルマガに登録して欲しい商品が見つかったときに会員登録をするというステップを踏むことが多いでしょう。つまり、ストアにメルマガを設置することは潜在顧客の獲得に大きく貢献します。
この記事では、Shopifyのストアでメルマガ会員がアカウントを作成して会員登録する流れやメルマガ会員にストア会員への登録を促す方法についてご紹介させていただきます。
メルマガ会員にストア会員登録してもらうメリット
メルマガ会員がストア会員登録をすることで会員限定の特典の受け取りや商品購入時のチェックアウト手続きがスムーズに行うことができるメリットがあります。
ユーザーに会員登録をしてもらうことはストア側にも大きなメリットがあります。たとえばストアのマーケティング活動に欠かせない顧客情報を取得することができることやユーザーとの関係性を強化できるコンテンツ配信が可能となるなどユーザーの顔が見えないオンラインストア運営にとって重要なプロセスと言えるでしょう。
Shopifyストアでメルマガ会員がストア会員になる2つのパターン
Shopifyのストアのメルマガ会員がストア会員になるには主に2つのパターンがあります。それはユーザーが自分で登録するパターンとストア側で会員登録を促すパターンです。それぞれのパターンには以下のような別々の流れがあります。
【ユーザーが自分で登録するパターン】
冒頭でも紹介したとおり、ストアを訪れる一定層のユーザーはまずメルマガを登録してストアで欲しい商品が見つかったときにアカウントを作成して会員登録をするという流れでストア会員となります。
ここで一つユーザーが勘違いしてしまう落とし穴がメルマガ会員がメルマガを本登録(ストア会員登録)だと勘違いしてしまうという点です。Shopifyのチェックアウトでは、以下のような連絡先でメールアドレスを登録するプロセスにアカウントのログインフォームもあるためメルマガ会員がアカウントを持っていると勘違いしてログインを試みようとしてしまう恐れがあります。
このログイン画面ではメールアドレスとパスワードが必要となるのですが、メルマガ会員はメールアドレスだけで登録できるためパスワードを持っていないはずなのにパスワードを求められると混乱を招く恐れがあります。
以上のようにメルマガ会員が会員登録をする方法が曖昧なため、メルマガ会員が自分はストア会員であるとを勘違いした状態のままログインができず結果的に商品購入に至らないといったケースもあります。この対策としては、ストアからメルマガを配信する際にストアの本会員登録が済んでいないという旨をメルマガになど文言を追加するなどの方法でストア会員登録を促すようにしましょう。
【ストア側で会員登録を促すパターン】
マーケティング戦略的にも多くのユーザーにストアでアカウント作成をしてもらうことはストア会員になってもらってストアの顧客として商品を定期的に購入してもらうためには必須事項と言えるでしょう。メルマガを登録しているユーザーは潜在顧客の中でも運営側からアプローチのできる貴重な存在です。
そもそもユーザーは信頼していないサイトやストアのメルマガ購読はしません。つまり購読しているのは成果に結びつきやすいユーザーと言えるのです。
実はメルマガ配信はそのほかの広告よりもコンバージョンに繋がりやすい媒体だと言われており、広告と比べてユーザーと運営側の心理的距離が近いことが特徴です。特にメルマガは登録した直後が最も会員登録に繋がりやすいタイミングと言えるためメルマガ購読したユーザーへの会員登録を促すメールはなるべく登録直後のタイミングに配信することを心掛けましょう。
またメルマガ登録されるとそのユーザーのメールアドレスは管理画面上で確認することができるため、そのメールアドレス宛に会員登録をした場合の特典などの情報を盛り込んだ内容を配信することでスムーズにストアへの会員登録を促すことができます。
また、メルマガの開封率は配信時間によって大きく変化します。たとえば以下のようにターゲットに合わせて配信時間を変えることで開封率を高めることが期待できます。
- ビジネスパーソン…平日8:00(通勤時間の時間帯)、平日11:00〜13:00(昼休憩の時間帯)
- 主婦層………………平日10:00〜14:00(家族が出かけ家事がひと段落する時間帯)
- シニア層……………午前中(朝から活動的なのでメールチェックは午前中が多い)
- 学生などの若年層…21:00〜23:00(学校やバイト、部活後に落ち着いてスマホをチェックできる時間帯)
上記時間帯以外でも週明け月曜日の仕事がひと段落する火曜日や週末前の比較的時間に余裕のある木曜日などが開封率が高くなる傾向があるようです。またメルマガ登録後1時間以内に最初のメールを配信するとユーザーは高確率でメールを開封しますが、メルマガ登録した後であっても深夜に送られてくるようなメルマガは開封率が低く、コンバージョンにも繋がりづらいの会員登録を促すメールのタイミングはユーザーが開封しやすい時間帯を意識して配信するようにしましょう。
まずはとりあえずメルマガ会員になるメリットを与える
メルマガに登録するユーザーの中は新商品やキャンペーン情報以外にもメルマガ会員に登録することでクーポンがもらえたり、メルマガ会員限定の割引などの特典に期待してメルマガ会員に登録する人も多いでしょう。もちろんメルマガ登録せずに商品を購入する人もいるためむやみに特典付けることはかえってデメリットにもなる可能性もあるので特典は慎重に考える必要があります。
しかしとにかくストア会員を増やしたいという場合はメルマガ会員になると貰える特典でとりあえずメルマガに登録してもらい、その後に会員登録するとさらにお得といったステップを与えるとスムーズにストア会員に登録をしてもらえることが言えます。
ストアの大切な顧客会員を増やすためには潜在顧客であるメルマガ会員がいかに重要なことがしっかり理解するようにしましょう。
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BUNTA SATO好きな花言葉はパセリの「お祭り気分」ライターのBUNTAと申します。行動心理を得意ジャンルとする平成生まれの自称元ニューヨーカーです。ちなみに嫌いな食べ物はパセリです。 |
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